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冬に車のエンジンがかからない原因とは?NG行動や対策も解説

2026年06月27日

気温が低下する冬場は、低温によりエンジンがかからないというケースも珍しくありません。そこであわてて何回もセルモーターを回すなど、間違った行動をすることで車の深刻な故障につながるケースもあるため、正しい対処法を理解しておくことが大切です。


本記事では、低温下でエンジンがかからなくなる理由や、エンジンがかからないときにしてはいけない対処法、正しい対処法を詳しく解説します。

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【この記事のまとめ】

  • かからない主な原因: 低温による「バッテリー電力の低下」や、エンジンオイルの粘度増加が原因
  • やってはいけないNG行動: セルモーターの連続回転や、お湯をかける行為は、部品の破損や故障を招くため厳禁
  • 推奨される対処法: 数分待ってから再試行するか、バッテリーの充電・ジャンプスターターの使用が有効

冬(寒い日)に車のエンジンがかからない原因とは

冬に車のエンジンがかからなくなる理由としては、主に以下の3つが挙げられます。

バッテリーの電力が低下する

車のバッテリーは、低温下で性能が低下する傾向があります。また、ワイパーやヒーターの連続作動で、知らず知らずのうちに電力を消費しているケースも少なくありません。

車のエンジンをかけるには、セルモーターを回す必要があります。セルモーターを回すには電力が必要ですが、バッテリーが弱っていることによって十分な電力が確保できずにエンジンがかからない、という現象が起きることがあります。

エンジンオイルの粘度が高くなる

エンジンオイルは、温度の低下により粘度が高くなる性質があります。粘度が高くなると部品同士の抵抗が増し、始動時により多くの電力が必要になるため、バッテリーに負荷がかかりエンジンがかかりにくくなるのです。

 

冬に車のエンジンがかからないときのNG行動とは

突然エンジンがかからなくなると慌ててしまいがちですが、むやみに対処を試みるとかえってエンジンに負担をかけるおそれがあります。

冬にエンジンがかからなくなったら、以下の行動は取らないようにしましょう。

何度もセルモーターを回す

気温の低下によりエンジンオイルが硬くなっている場合、セルモーターを回し続けると、パワー不足によりエンジン内部のシリンダーがダメージを受ける可能性があります。

また、セルモーターを回すとその分電力を消費します。

バッテリーの電力が低下している場合は、セルモーターを回し続けることでバッテリー上がりにつながる恐れも否定できません。

エンジンがかかってから急発進する

エンジンがかかっても、すぐに発進することは避けましょう。

低温時はエンジンオイルの粘度が高く、エンジン内部の抵抗が増しているため、急発進すると、エンジンに大きな負荷がかかり、寿命を縮める原因になりかねません。

急発進してもエンジンがすぐに暖まるわけではないため、エンジンがかかったらゆっくりと発進し、しばらく走行を続けましょう。

短距離走行

エンジンがかかってすぐに短距離で走行を終えると、エンジンやエンジンオイルが十分に暖まらない状態のまま停止することになります。

その結果、次回のエンジン始動時もエンジンがかかりにくい、という事態になりかねません。そのためいったんエンジンがかかったら、5km以上を目安に走行を続けましょう。

走行を続けるうちにエンジンオイルの粘度が下がり、バッテリーの充電も進むため、次回のエンジン始動がスムーズになります。

お湯をかける

エンジンが冷えているからといって、お湯をかけて温めることは避けましょう。

点火プラグ周辺やオルタネーターなどの電気系統にお湯がかかると、正常に作動しなくなるうえに、樹脂・ゴム製パーツを劣化させる原因にもなります。場合によっては修理が必要になり、高額な費用がかかることになりかねません。

 

冬に車のエンジンがかからないときの正しい対処法

冬場に車のエンジンがかからない、かかりにくい場合は、以下の方法を試してみましょう。

5~10分程度の間隔でエンジンをかけてみる

エンジンがかからないときは、連続して何度も回すのではなく5~10分の間をあけてエンジンを回してみましょう。

5秒程度セルモーターを回してから5分以上の間隔を空けることを繰り返していると、徐々にエンジンが暖まり、かかりやすくなることがあります。

冬場はエンジンがかかりにくい可能性を考え、若干時間に余裕をもって行動することをおすすめします。

バッテリーを充電する

冬はバッテリーが本来の性能を発揮しにくく、バッテリー上がりが起きやすい時期です。

特に、劣化が進んだバッテリーでは低温による影響が大きく、始動できない原因になり得ます。

バッテリー上がりが原因と考えられる場合は、ジャンプスターターやブースターケーブルで補助電源を供給し、充電・始動を試みてください。

冬場に限らず、これらのアイテムを車載しておくこと、あわせて使用方法を事前に確認しておくことが重要です。

ロードサービスを手配する

ジャンプスターターやブースターケーブルを備えていない、またはあっても使い方がわからない、使ってみてもエンジンがかからないなど、自力での解決は難しいのであれば無理をせずにロードサービスを手配しましょう。

任意保険に加入している場合や、カーリースを利用している場合はプランにロードサービスが含まれていることもあるため、一度確認してみてください。

 

冬場のエンジントラブルを避けるための対策とは

冬にエンジンがかかりにくくなるトラブルはある程度予見できるため、あらかじめできる範囲で対策をしておくといいでしょう。

冬場のエンジントラブルを避けるための主な対策としては、以下が挙げられます。

  • 定期的に車を動かす
  • エンジンオイルを変えてみる
  • バッテリーの状態をこまめにチェックする

それぞれについて、詳しく解説します。

定期的に車を動かす

近年の車は性能が向上しており、低温下でも燃料噴射量を適切に制御できる車種が一般的です。  

ただし、長期間車を使用していない場合は、バッテリーの電圧低下などが原因でエンジンがかかりにくくなることがあります。

車を使わないときでも、エンジンを定期的にかけておくことでエンジンオイルが循環し、油膜をある程度維持できるため、冬場でもエンジンがかかりやすくなります。

エンジンオイルを変えてみる

指定粘度の範囲内で、より低温に対応しているエンジンオイルに変更してみるのもひとつの方法です。

オイルの粘度は、「10W-40」といった形で表示されています。、この「10W」という部分が低温時の性能を示すもので、数字が小さいほど寒さに強いエンジンオイルといえます。

例えば、10Wなら-25℃、5Wなら-30℃、0Wなら-35℃まで粘性を保つことが可能です。そのため、冬場の対策として10Wより小さい数字のオイルを選ぶと、低温時の始動性を向上させることができます。

ただし、エンジンオイルは車ごとに粘度が指定されています。指定外のものを使用するとトラブルの原因になる可能性があるため、あくまでも指定の範囲内での変更にとどめるようにしましょう。

バッテリーの状態をこまめにチェックする

バッテリーは低温に弱いため、気温が低くなる冬場はバッテリー上がりの可能性が高まります。

車検や法定点検以外のタイミングでも、こまめにバッテリーの状態をチェックするようにしましょう。そのうえで劣化のサインが見られるようであれば新しいものに交換しておくと、バッテリー上がりによるエンジントラブルを防げます。

 

冬場はエンジンのために暖機運転をするべき?

冬場はエンジンが冷えているため、暖機運転をするべき、という意見も見られます。

かつては確かにそういった面もありましたが、現在は車の性能が全体的に上がっているため、一般的な日本の環境下では暖機運転は必要ないケースがほとんどです。

以下で、詳しく見ていきましょう。

アイドリングによる暖機運転は基本的に不要

かつては、エンジンをかけた後にしばらくアイドリングする「暖機運転」が一般的でした。しかし現在では、騒音や環境負荷の観点から、アイドリングを禁止する条例を設けている自治体もあります。

また、アイドリングは燃費の悪化につながるうえ、近年の車は性能が向上しているため、エンジンを温める目的でのアイドリングは必要ないケースがほとんどです。

暖機運転をするならアイドリングは短時間で

ただし、北海道などの寒冷地の場合、または極端な寒波で気温が氷点下になる日が続くような状況の場合、暖機運転が必要なケースもあります。

その場合も、アイドリングはごく短時間にとどめ、走行しながらエンジンを温める「走行暖気」がおすすめです。低回転を意識しながら、ゆっくりと走行することで、エンジンだけでなくトランスミッションなどの駆動系も効率よく暖まります。

 

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冬になると、通常よりも車のエンジンがかかりにくくなることがあります。

本記事でご紹介した対処法を実践してもエンジンがかからない場合、気温の低下ではなく内部部品の異常も考えられるため、プロへの相談がおすすめです。

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